モノクロ写真、覆い焼き!




◆これが展示用に作った写真です。(生写真はバライタなのでもっといいかも) 空を黒く落として、左上の枝を隠すとともに、歩いている人を引き立たせました。

◆印画紙は、引き伸ばし機から投射される光の量が多いほど黒くなります。本当の空はもっと、明るい感じなんですけど、空を落とすことで、作品っぽくなるというか、しっかりとした写真になります。僕の場合普通に4隅を焼き込みます。一番表したい被写体に見る人の目を誘導するんです。不自然にならないようにね。右の写真はどう考えても不自然ですけど(笑)

 ちなみに今回の印画紙の号数は3号です。場合によっては、空を焼き込むとき、多階調印画紙ならば、号数を変えて焼き込みます。低い号数で焼き込むとだんだんと黒くすることができるので豊かな階調を表現することができ、高い号数で焼き込むと急激に黒くなるという感じなので、右の写真のように強い感じになります。
 焼き方はというと、まず、ストレートのプリント(前のページの写真)を作り、そのままイーゼルから写真を外さないで、厚紙を使って空にだけ引き伸ばし機の光が当たるようにします。右の写真の場合、ストレートで4秒くらいだったプリントに一番黒い部分では+8秒くらい光を当てています。

 マスクを使ったり、場所によって印画紙の号数を変えたりすると、もっと幅広い表現ができます。撮るときに、どうやって焼こう?なんて考えても面白いですね。
では、二つの写真を並べてみてみよう!