投稿者「kino」のアーカイブ

写真集「Домой -シベリア鉄道-」販売中です

2020年9月の個展に合わせて、写真集「Домой -シベリア鉄道-」を作成しました。
オンデマンドCMYK印刷 36ページ 無線綴じ印刷のZine的なものです。

写真展期間中に120冊販売、その後100部増刷しました。
おかげさまで沢山ご注文いただき手元の残りは25部ほどになりました。ホトリの本場さんの在庫は7部です。(2020/10/18現在)
お買い上げくださった皆さまありがとうございます!嬉しいです。

小池貴之写真集「Домой -シベリア鉄道-」が買える場所は下記です。
 小池個人の販売サイト –> https://51foto.stores.jp
 ホトリの本場 –> https://honbafotori.thebase.in/items/34331649

ルーニィ247ファインアーツさんでも取次という形で購入できると思います。

— 説明 —

写真家・小池貴之がロシア・シベリアを撮影したZine(写真集)です。
2020年9月1日〜6日に開催の、小池貴之写真展「Домой -シベリア鉄道-」に合わせて制作しました。
掲載されている作品はすべてモノクロフィルムで撮影されたもので、作者自ら暗室プリントし、スキャンして冊子にまとめました。
掲載作品のモノクロプリント(11x14inch バライタ紙)も販売しております。 お気軽にお問い合わせください。

— 仕様 —
210mm x 210mm オンデマンドCMYKカラー印刷(モノクロ写真)
36ページ 無線綴じ
ヴァンヌーボVGスノーホワイト130kg

— マニア向け情報 —
カメラ:ライカ(Leica) M4-P
レンズ:
Jupiter-3 50mm F1.5
Lomography New Jupiter-3+ 50mm F1.5
Jupiter-12 35mm F2.8
Russar MR-2 20mm F5.6
フィルム:白黒フィルム Ultrafine extreme400 (ロジナール、D96現像)
印画紙:バライタ紙 イルフォード MGFB ウォームトーン 11×14 (パピトール現像)

京都での個展巡回展が決定しました

今朝、京都の河原町五条のギャラリーメインのオーナー中澤さんと打ち合わせをしてきました。プリントもしっかり見て頂き、めでたく個展開催が最終決定しました。
関西のみなさん、12月15日~20日、予定を空けておいてください!
何かイベントもしたいな。ご提案などございましたら教えて下さい。

***
小池貴之写真展「Домой -シベリア鉄道-」巡回展
会期:2020/12/15(tue) – 20(sun) 13:00-20:00 (最終日 18:00まで)
会場:ギャラリーメイン (京都河原町五条近く)

ご購入いただいた作品を納品しました

早いもので、小池貴之写真展「Домой -シベリア鉄道-」at Roonee247 Fine Arts が終わってから2週間経ちました。
作品を購入くださった方々、ありがとうございました!
個展が終わってから少しずつ作品を暗室でプリントしていましたがようやく完了し、Rooneeさんに納品してきました。マットや額装の作業が終わり次第、ルーニィさんからお知らせがあると思います。もうしばしお待ちいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

私のオリジナルプリントは印画紙の表と裏にサイン、裏に撮影年とプリント年の情報を記載しています。さらに、その作品が本物である証として、購入した方々に「作品証明書(Certification)」を発行しています。

小池貴之写真展「Домой -シベリア鉄道」at 東京展、終了しました

9/6(日)、小池貴之写真展「Домой -シベリア鉄道」終了しました。
ご来場してくださった皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました!シベリア鉄道やそこの人の温かさは伝わったでしょうか。銀塩写真の魅力も感じていただけていたら嬉しいです。

会期中、本当に沢山の方々にご来場いただき、嬉しかったのですが、入場制限でお待ちいただいたり、全然話をすることができなかったり、平日は本人が居なかったりと色々申し訳ありませんでした。次回への課題にしたいと思います。

そして、オリジナルプリントや写真集どちらも想定外に沢山ご購入いただき、嬉しいです!週末しか暗室作業ができないので、プリントは2,3週ほどお待ちいただくかもしれません。

売りきれていた写真集は増刷することにしました。 https://51foto.stores.jp/ で予約を受け付けておりますので、覗いてみてください。

名残惜しいので巡回展的なものもできたらな、なんて考えています。ここでやったら良いんじゃないの?というご意見などございましたら、ぜひ教えて下さい。では、ありがとうございました!!

Youtube 2B channel (渡部さとるさん) で紹介されました

渡部さとるさんが youtube 2B channel で個展のことを少し取り上げてくださっていました!前半はGRDの話、渡部さんの美術史講座の話、そして8:50あたりで僕の個展、後のほうで東京芸大の展示の話をしています。ありがとうございました!!

https://youtu.be/Yb6sdd5k0N8

ちなみに、ハマチャンネル、いわなびとん、キノコイ写真研究所のyoutubeを見て来たという人もちらほらいました。
youtubeの時代が来てますね~

Youtubeハマチャンネル で個展の宣伝をしました

写真系youtubeのハマチャンネルの「きわめてよいらじお」におじゃまして、個展の宣伝をさせてもらいました。
緊張してちゃんと告知できないし声出ませんでしたが、そのままお邪魔して本題の話にも参加。特に答えの無いし出ない写真に関する想いをあれこれ話すのは面白い。リアルタイムのチャットを見ていると聴いている人たちの様々な考えがわかったり、自分の考えの整理にもなりますね。

youtubeの可能性に感心しました。ハマチャンネルのお二人、視てくださった方々、ありがとうございました!

ハマチャンネル「きわめてよいラジオ」
https://youtu.be/JQgkeJji2NA

小池貴之写真展「Домой -シベリア鉄道-」

小池貴之写真展「Домой -シベリア鉄道-」
Kino Koike Photo Exhibition 「Damoy -Trans Siberian Railway-」

会期:2020/ 9/1 (tue)〜 6(sun) 12:00-19:00 (最終日 16:00まで)
会場:ルーニィ 247 ファインアーツ (東京 日本橋小伝馬町)
入場無料

— 概要 —
2018年と2019年の2回、シベリア鉄道でロシアを旅しました。旅の中で出会った人々や風景を「Домой -故郷-」というキーワードにまとめた写真展です。
フィルムカメラ・ライカM4-Pにロシアレンズを装着して撮影し、作者自ら暗室でバライタ印画紙に焼き付けたモノクロプリントを展示します。
オリジナルプリントの販売や写真集(Zine)の販売も行います。

— ステートメント —
「ダモイ」。旅の途中、私は何度もこの言葉を聞き、少しドキッとしていた。シベリアに抑留された人たちが聞いたという言葉だったからだ。日本とロシアの間には戦争の記憶や領土問題など今もお互いの関係に隔たりがある。北海道で育った私はそれを強く感じていた。未知の国ロシアを知りたい。その好奇心からシベリア鉄道で旅をすることにした。ウラジオストク~モスクワまでの約9000km の区間を何度も乗り降りし、車内の人たちと話し、人や景色を撮った。出稼ぎ労働者、エンジニア、軍人、商人、旅人、様々な人と仕事や文化、政治、歴史などをグーグル翻訳越しに語り合った。彼らは饒舌で気さくで自由に話す。ロシアは閉鎖的という私の想像はひと昔前のステレオタイプだったのだろう。「Домой(ダモイ)」。これは故郷や家庭、帰るということを意味する言葉だ。親しくなると彼らはその言葉を多用し、自慢の風景や家族や友人の写真を嬉しそうに見せてくる。君のことも知りたいと根掘り葉ほり聞いてくるのも微笑ましい。鉱山の労働を終えて実家へ帰る途中の男は言った。
「この鉄道があるから故郷へ帰ることができる。家族に会うことができる。君にも会えた。故郷を見せたい。」
遠くから来た私を分け隔てなく受け入れ知ろうとする彼らの姿に感動した。気がつくと、私と彼らの間にある汚れた窓は取り払われていた。

“Damoy”, I heard this word many times on my trip, and I suprised. Because it was the word heard by the people detained in Siberia. There are still gaps between Japan and Russia in relation to each other, such as memory of war and territorial issues. I grew up in Hokkaido and I strongly felt that separation.I want to know Russia, an unknown country. With that curiosity, I decided to travel on the Siberian Railway. And I got on and off the section of about 9000km from Vladivostok to Moscow many times, talked with people in the car, and took pictures of people and scenery. I talked about work, culture, politics, history, etc. with migrant workers, engineers, soldiers, merchants, travelers and various people through Google translation. They are talkative, friendly and free to speak. My imagination that Russia was closed was probably a stereotype a long time ago.“Домой”. This is a word that means go home, hometown, and family. When they get to know each other, they often happily show off their proud landscapes and photos of family and friends.
The man on his way home after finishing work in the mine said.
“I can go home because of this railroad, and can meet my family, and can see you. I want to show you my hometown.”
I was impressed that they accpet me without any distinction. At that time, I noticed that the dirty windows between me and them had been removed.

Tokyo 8×10 写真展が終了しました

東京8×10写真展、本日終了しました。
沢山のご来場ありがとうございました!

長い時間会場には居られませんでしたが、沢山の方々とお話ができて、色々な発見や次へのひらめきがありました。

次は9月1日~の個展でお会いできるのを楽しみにしています!

The Tokyo 8×10 photo exhibition has ended. Thank you very much for coming! See you at my solo exhibition from 1st September!

Tokyo 8x10 exhibition

8×10 (エイトバイテン)って何?

バイテンとは何か?という質問をちらほらいただくので、私の作品のネガをご紹介します。

ライトボックス上の左側のデカいのがバイテンで右上がライカ判(35mm)ネガです。8×10は、8inch x 10inch つまり、20cm x 25cmくらいの大きさです。なんと35mmネガ1本分以上の面積!シャッター1回でフィルム1本分の光を記録する。ロマンがあります(笑)

ところで、ネガが黄色いのはPyrocat-MCという現像液を使っているためです。鶏卵紙はものすごく階調が広いので、少し特別な現像をしてハイライト側の濃度を上げています。Pyrocat-MCは暗部の濃度があまり出ず、明部の濃度が出るので鶏卵紙にはとても都合が良いのです。

8x10ネガと35mmネガの比較
Tokyo 8x10 展示作品